プロフィール
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Author:たき
たきさんの74%はお菓子で出来ています。 たきさんの24%は欲望で出来ています。 たきさんの1%はやらしさで出来ています。 たきさんの1%はアルコールで出来ています。 すなわち甘甘なのじゃよー。
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みのりんの物語
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【2007/03/24 02:26】 2chネタ
250 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2007/01/19(金) 00:00:35 ID:uldi5ZX1 「先生っ!お腹痛いんで保健室に行ってもいいですか!?」 授業中の教室、ど~ん、と勢いよく立ち上がり、片手を上げたのは 元気が取り得の櫛枝実乃梨、皆勤賞最有力候補である。 目つきは悪いが(一応)ごく普通の高校生、高須竜児の想い人でもある。 竜児と、その斜め横の席に座る手乗りタイガーこと逢坂大河はそんな彼女の様子にひどく驚いた。 いつもは健康的でほのかに色付いた顔面は蒼白で、口調にも覇気がない。 空いた方の手は本人は気にしているものの、くっきりと凹んでいる腹を擦っていた。 「・・行って来なさい。」 教科担任も、そんな実乃梨の様子に気がついたのか、心配気な口調でそう言った。 実乃梨は教師に軽くお辞儀をして、静かに教室を後にした。 大丈夫だろうか・・一人で行けるのだろうか・・竜児は、心配でたまらない、といった様子で 貧乏ゆすりを開始する。 一方、大河はそんな竜児の様子を見かね、 『そんなに心配なら、ついて行けばいいじゃん』・・ノートの角を少しだけ破ってそう書いたものを 丸めて竜児の席に向かって投げ込んだ。 そして帰ってきた返事は、『どうやってだよ』 なるほど真面目な竜児らしい、授業をサボるという発想はないようだ。大河はサボれ、とだけ書いて、紙くずを投げた。 『無理』 『無理じゃない。早く行け。』 『大体、櫛枝に何て言えばいいんだよ・・ついて行ったりして・・』 『あんたも気分悪くなったってことにすればいーでしょ。』 との言葉に竜児が返事を返す前にそんな紙でのやり取りは終わりを告げた。 「先生!竜児が気分悪くて保健室行きたいみたいです!」 「はぁっ!?」 大河が手を上げて、そう宣言したのだった。 竜児の瞳は、大河の指先に向いている。 爪を剥いでやろうなどと考えているわけではない。驚いているのだ。 「そうか・・行きなさい。」 どこか脅えたような教科担任の低い声に、大河は人差し指をつき立てて、GOサインを出した。 竜児は頷いた。折角の大河のサポートだ。 辛そうだった実乃梨を支えてやりたい。 それにここで行かずして授業を受ければ後で大河に何をされるかわかったもんじゃない。 竜児は立ち上がって、授業を妨害しないように静かに教室を出た。 廊下に出て、保健室へ向かって駆けていく・・
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